南欧へ その4 考古学博物館へ

昼食を食べ終わり、次は考古学博物館へ行く。何処の国に古代ギリシャの彫刻は相当な品数があるので、おそらく本場の博物館はものすごいことになっているのではないかと思い、行ってみた。入り口付近で、女性が声をかけてきて、いきなりチケットをくれた。もしかしたら彼女は博物館内で犯罪を犯し、チケットを僕に渡すことで僕に濡れ衣を着せようとしているのではと一瞬考えたが、どう見ても悪人のようには見えなかったので快く頂戴した。後で考えると、チケットは名前等も書かれておらず、その日のうちなら何回でも入れるので彼女が使ったチケットを僕にくれたのだと思う。ありがたい。

博物館の中は想像どおり、とにかく彫刻の嵐である。一体何のために古代の人はここまでたくさんの彫刻をほったのだろう。そして他の国よりも遥かに彫刻の数が多いのはなにかりゆうがあるのだろうか。何はともあれ、僕は絵には興味があるが彫刻はどれを見ても同じようにしか見えないのでサラッと入って出てしまった。