悩んでる人に「やりたいことやれ」って言っちゃいけない気がする

近い将来僕は何をすればいいかわからないでいる。何人かの知り合いにどうすればいいんだろうとか聞いてみたけど、答えは返ってくるわけない。そりゃそうだよね。僕がわからないのに他人がわかるわけない。

意気込んでいる人は、間髪入れずに「やりたいことやればいいよ」っていうけど、僕は「そうだよねー」とか適当な返答をしながら、心の中で(そりゃそうだけどそういう答えほしいんじゃないんだよな)と思っていた。正論に思える答えがしっくりこないのはなぜだろうと思っていた。その理由が最近分かった気がする。

将来、人生を悩んでいる人って、自分がやりたいことがわからないから悩んでいるのだ。その人に、「やりたいことをやれ」っていうのはかなり意味なくて酷なんじゃないか。落ち込んでいる人に「がんばれ」って言っているようなもんだと思う。

だから、まずやりたいことを探させることから始めさせるべき。その人生の目的がわかればどんな困難でも耐えられる。でも、やりたいことを探すのは難しいから、とにかくできることを色々試してみるべきだと思う。コーヒーを作ったことなければ作ってみるとか、そこからやりたいことが見つかっていくような気がする。

だから、悩んでいる人、今の場合は自分自身だけど、には「やりたいことをやれ」っていうんじゃなくて、「いろいろやってみて、やりたいと思ったことをみつけていけばいいよ」って言ったほうがいい。その場合のいろいろは、どんなに小さくてもいい。例えば机の掃除をするとか、靴を買うとかそういうことでいい。